Live from Now What? Conference 2015

 ワークショップの1日につづいて、eZクルーはサウスダコタ州スーフォールズで行われるNow What? カンファレンス1日講演の満員の会場にやってきました。

 この日最初の講演者は、Appropriate, Inc.の創設者で、「Content Strategy at Work (職場でのコンテンツ戦略)」の著者でもあるMargot Bloomstien氏です。

FIXME: CREATE QUOTE - 「あなたのウェブサイト、ブログ、フェイスブック・グループ、YouTubeチャンネル、Pinterestボードは貪欲なものです」 Margo Bloomstien

まずMargot氏は、メッセージ・アーキテクチャについて議論します。彼女はこれを「共通の語彙を反映するコミュニケーション目標の階層体系」と定義しています。

 メッセージ・アーキテクチャの構築を始めると、多くの組織が「わたしたちはもっとAppleのようになりたい」というのだとMargot氏は述べます。実際、そのような組織はAppleのメッセージ・アーキテクチャを模倣したがっているのです。それは自信に満ちていながら親しみやすい。シンプル。単なるシルバーではなく、スマートで輝かしいというものです。

 Margot氏は自分たちのメッセージ・アーキテクチャを理解している組織の素晴らしい例として、Mooを挙げています。彼らは大胆で面白く、顧客志向です。それは例えば、彼らのツイッターのハンドル名@overheardatamoo(mooで小耳に挟んだ)にも反映されています。現在は同社の規模拡大に伴い、ハンドル名は@MOOに移行しています。

 Mooはまた、ヨーロッパにルーツを持つ自分たちの特徴を浸透させたいという狙いも持っています。彼らはこれを、自分たちのコミュニケーション・チャンネルのあらゆる場面に、ちょっとした形で反映させています。

 コンテンツの地味な面には目を向けにくい、とMargot氏は言います。エラーメッセージや確認メールなどは、あなたの組織のブランドメッセージを届けることができる場なのです。メール購読解除のメッセージでさえ、ブランディングのために利用できるのです。

 メッセージ・アーキテクチャは、総合的なユーザー体験と組織のコンテンツを高めるのに役立ちます。用語体系、行動喚起、インストラクショナルコンテンツ、センテンス構造などにより、組織はそのメッセージを一貫性を持って集合的に伝えることができるのです。またメッセージ・アーキテクチャは、デザイン原理から組織の企業文化まで、あらゆるものの向上に役立ちます。

 「予算を配分し、コンテンツタイプを選択し、メッセージ・アーキテクチャを明確に示すためのチャンネルの優先付けです。それは単に維持するだけのものではありません」

 次にNormativeの情報アーキテクチャ・ディレクターを務めるKarl Fast氏が、進化する開発サイクルについて語りました。

 「ほとんどのプロジェクトは失敗し、ほとんどのプロジェクトは予算オーバーです」

 1994年に行われたStandish GroupによるITプロジェクトに関するCCHAOSレポートによれば、ITプロジェクトのうち成功したのはわずか16パーセントでした。

 ITプロジェクトに要する開発サイクルは長すぎたのだとKarl氏は述べています。わたしたちは以前のようなタイムラインで仕事をすることはできません。「わたしたちはより速く、より反復的なソフトウェア開発という新たな世界に移行したのです」とKarl氏は言います。

 2001年、ソフトウェア開発者のグループがユタ州に集まりました。その時のミーティングでアジャイルマニフェストが誕生しました。それ以来、開発における迅速さの原則が大きく発展してきたのです。

 「アジャイル(迅速さ)はプランニングを真の悪とみなします」とKarl氏は言います。より旧来的な開発テクニックであるウォーターフォール・ソフトウェア開発はプランニングと実行を分離する一方、アジャイル開発はプランニングを実行に組み込んでいます。

 「あなたがデベロッパーでなくても、アジャイルとうまくやっていく方法を身につける必要があります」そうKarl氏は言います。アジャイル・デベロッパーは反復的なリズムで素速く仕事をこなします。

 アジャイルな世界にアプローチするための、いくつか重要な点をご紹介します。

  • 意図を理解する: 誰もがその人なりにポジティブな意図を持って仕事に取り組んでいる。
  • プラクティスを尊重する: 自分の方がよく分かっているなどと相手に言わない。
  • チームに貢献する: アウトサイダーではなく、チームの一員になる。

 Aha Media GroupのAhava Leibtag氏が、3番目の講演者です。彼女の議論は、コンテンツ制作の真っ只中にいる人たちのためのものです。

 「コンテンツのプランニングはお粗末で、管理も未熟です」。まるで休憩所を出発した後でおしっこに行きたいと言い出す子供のようだと、Ahava氏は言います。

コンテンツを製品のように扱う

 コンテンツは人、テクノロジー、プロセスが交差したところに生まれます。それは3つの個別のパーツ、情報、フォーマット、デリバリーで構成されています。「こうしたアイデアが混乱していては、成功へのロードマップづくりなどあり得ません」とAhava氏は述べます。

 Ahava氏のコンテンツ制作ステップ:

  • ブレインストーミング: コンテンツはどんなものにすべきか? ユーザーは何を求めているのか? どうやってそれを彼らに届けるのか? コンテンツを消費するのは誰か?
  • それはどのようなものになるのか? コンテンツをより良いものにしたいという願望
  • いくらかかる? 予算。最も間違いを犯しやすいステップだとAhava氏は指摘します。
  • 開発
  • テスティング: コンテンツをテストするのは簡単です。それを大きな声で読み上げましょう。同僚に読んでもらい、レビューしてもらいましょう。
  • 実行に移す
  • 分析する! レビューし、改良する必要があります。

適切なコンテンツの専門家を選ぶ

 あなたは「自分が解決しようとしているビジネス上の問題はなんだろう」と問いかけてみる必要があります。あなたは自分が正しい問題を解決しようとしているということを確実に保証してくれる、適切な人間を選ぶべきです。編集やブランド戦略の専門家は、技術関連の問題解決に当たるべきではありません。

 一般的に、コンテンツプロジェクトに取り組む人には2つのタイプがいます。チームと、そのチームが答えを届けるエグゼクティブです。チームがうまくやっていくにはお互い信頼しあうことが必要です。「明確で簡潔なコミュニケーションによって信頼を築きます。わたしたちは、エグゼクティブにはあらゆるディテールを説明しながら、そのディテールを実際のチーム内では話し合わないというミスを犯してしまうのです」

 問題はコンテンツプロジェクトのあらゆる場所から発生します。そして重要なことは、何に焦点を合わせるのか正確に理解することです。一般的なビジネスの問題に関連しているのは以下の4つです:

  • メッセージング
  • デリバリー
  • ナビゲーション
  • ユーザビリティ

役割と責任の明確化

 コンテンツプロジェクトが目標とするのは、皆が何をすべきか理解しているという状態です。役割と責任の明確化を非常に慎重に行わなければなりません、とAhava氏は述べています。

  • プロジェクトマネージャー: あなたの仕事は何ですか? それをプロジェクトの人間に説明してください。
  • コンテンツ戦略家: あなたの担当を「正確に」述べられますか?
  • ライター/コンテンツ制作者: 各ステップの責任者は誰ですか? 実際の担当者は?
  • 等々…

 もし多くの人が関わっているプロジェクトに取り組んでいるなら、スケジュール管理者を任命しましょう。プロジェクトのステークホルダーが3人以上いる場合は必ず、ライターと専門家間の取り次ぎをスケジュール管理者が行います。

コラボレーションとテクノロジーを定義する

 テクノロジーはコラボレーションではありません。コラボレーションはアイデアの共有と人々の交流です。そして、同じ空間でそれを行うのが好ましいと言えます。

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